『夜叉ヶ池のほとりで星が鳴く』閉幕
1週間前になりますが、東京夜光とまほろば『夜叉ヶ池のほとりで星が鳴く』無事公演を終えました。
ご来場いただいたみなさま、応援いただいたみなさまありがとうございました。
まほろばさんと初めてお会いしたのがちょうど2年前の今頃でした。
共通の知人から「演劇できる人を探してる」というめちゃざっくりした話でぼくに話が回ってきまして、ぼくだけじゃ演じることしかできないので長い付き合いで面白がってくれそうな作家・演出家の川名くんにさらにざっくりな説明だけで「とりあえず打ち合わせ来て」と渋谷に呼び出し顔合わせをしました。
そこから『HO.KO.LA』がはじまりました。
そこから計3回『HO.KO.LA』を重ねて、今回の『夜叉ヶ池のほとりで星が鳴く』ができました。
今回のスタイルはじつはぼくの中ではリベンジマッチでした。リベンジは少しちがうか、まあ念願叶ってという感じでしょうか。
一番最初の『HO.KO.LA』の時、実は最初はまほろばさんの演奏前に、今回と同じようにがっつりとお芝居を上演する予定でした。しかし、舞台の広さや人手など諸々の事情から朗読というスタイルになり、以降の公演ではそれに倣った形でのお芝居のやり方に落ち着いていきました。
でもやっぱり悔しかったんですね、その時。
その時にとても気持ちよくまほろばさんの演奏にバトンを渡せた感覚があったからこそ、お芝居で物語に没頭させられればもっとお客さんたちの聞こえ方がかわったかもしれない、もっと曲の世界が広げられたかもしれないと、おこがましいことですが思ったんです。
だから今回の『夜叉ヶ池のほとりで星が鳴く』は、まほろばさんと出会った頃から目指していたスタイルを実現できた公演だったんです。
そういう個人的な感慨をはらんだ公演でしたが、結果として観にきてくださった方々からの反応がほんとうによくて、観にきてくれた自分の友人たちがみんな興奮気味に感想を語って楽しげに帰って行った姿が印象的でした。
他にも一回だけじゃもったいないと言ってくださったお客様もたくさんいらっしゃるみたいでとても嬉しいです。
ね、いつか再演したいです。
それこそ夜叉ヶ池がある福井でとかね。
稽古期間含めてずっと楽しい公演でした。
それではまたお目にかかる時まで。
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【出演情報】
ラフトボール2019
東京夜光『どこかへ』
作・演出:川名幸宏
8/7(水)〜11(日)@中野RAFT
チケット 前売2,500円/当日3,000円
ご予約→ https://www.quartet-online.net/ticket/raftball2019
ラフトボール2019HP→https://www.raftball.info/2019
東京夜光『ユスリカ』
作・演出:川名幸宏
8/28(水)〜9/1(日)@小劇場楽園
チケット 前売3,000円/当日3,500円
ご予約→ https://www.quartet-online.net/ticket/tokyoyako2019?m=0jhggac
東京夜光HP→https://www.tokyoyako.com/chironomidae
幕がおりました
幕がおりました(複数)。
忙しさかまけて、気づけば昨年12月の東京夜光の開幕からなにも書いていませんでした。
この約4ヶ月で4つの舞台に立ちました。
東京夜光『世界の終わりで目をつむる』
時々自動『コンサート・リハーサル』
まほろば『HO.KO.LA-風記-』
くちびるの会『疾風のメ』
それぞれご来場いただいたみなさま、応援いただいたみなさまにあらためて感謝します。
どの作品も楽しい現場でした。
同じ人たちと働き続けるということがないのがこの仕事のおもしろいところで、劇団をのぞけばだいたい1〜2ヶ月くらいで一緒にやったなかまたちと別れてまた別の現場へ行きます。短いスパンで同じ現場が続いたり、何年も経ってから再会したり、一度きりになったり。
何よりこの期間でまた一緒にやりたいと思える人たちとたくさん出会えたのが幸せなことでした。
あと昨年30代に突入してからというもの、自分のできないことにぶつかることが楽しくなってきました。
20代後半は小手先でなんでもできる気になっていたけれど、いま振りかえってみると、ああ虚勢を張っていたんだなあなんて思います。
楽しい、楽しいなあ演劇。
これからですが少しだけゆっくりすごして、また夏に向けて活動してゆきます。
今後とも丸山港都をよろしくお願いします。
(ひさしぶりにホンダアヤノ氏に写真撮ってもらいました。宣材写真もそろそろかえたい)
みなと
幕があきました
東京夜光『世界の終わりで目をつむる』
19日に幕があきました。
観ていただいたお客さまからたくさんお褒めの言葉をいただいていてとってもうれしいです。
開幕レポートもWebメディアに掲載されています。
ステージナタリー
https://natalie.mu/stage/news/312975
ローチケ演劇宣言
https://engekisengen.com/genre/play/10361/
今回ぼくが演じている橋本光という役。川名くんに得意な芝居は封印されて、根がまじめなぼくは仲よくなるまでなかなか時間がかかりましたが、いますごくお腹に落ちている気がしていて気負いも少なく舞台に向かっていけています。
昨日は「途中からだんだん川名に見えてきた」という感想もいただき、川名も「舞台で光が罵られるたびになぜか自分が傷つく」と言っていました。
今回の作品はカルト宗教の勧誘にきた女の人に恋してしまうダメ男と、それによって巻きこまれていってしまう周りの友人や家族たちの姿を通して、人と人の繋がり、誰かを信じたい気持ちを優しく描いています。
みんなで丁寧に丁寧に創作してきて、ぜひ観ていただきたい作品になりました。
24日(月)までの公演ですが後半もお席埋まりつつあるので、お悩みの方、リピートも考えてる方、お早めにご予約をお願いします!
ご予約はこちらからどうぞ!↓
https://www.quartet-online.net/ticket/tokyoyako?m=0jhggac
東京夜光
「世界の終わりで目をつむる」
作・演出:川名幸宏
出演:
丸山港都 さかいかな 神谷大輔 砂田桃子(扉座) 佐藤修作(四次元ボックス) 吉田多希(鬼の居ぬ間に)
笹本志穂(民藝) 藤家矢麻刀 草野峻平
<公演スケジュール>
2018年12月19日(水)~24日(月・祝)
下北沢 小劇場楽園
12月
19日(水)19:00
20日(木)19:00
21日(金)19:00
22日(土)14:00/18:00
23日(日)14:00/18:00
24日(月)14:00
<チケット料金>
全席自由・税込
前売 3,000円/当日 3,500円
<ご予約>
丸山港都扱い 予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/tokyoyako?m=0jhggac
<HP>
https://www.tokyoyako.com/
<お問い合わせ>
tokyoyako@gmail.com
【お知らせ】時々自動『コンサート・リハーサル』
来年2019年1本目の舞台が発表になりました。
時々自動『コンサート・リハーサル』に出演します。
時は2010年。
ぼくは明治大学の4年生でした。
卒業後の進路も決まりのほほんとしていたころ、知り合いの方から時々自動を大学のイベントか何かに呼べないだろうかと相談されました。
高校生のころから串田さんの芝居で知っている時々自動をウチの大学に呼べるとは!と奮起したわたし。主宰していた劇団きせかえできるねこちゃん主導で大学の学園祭に時々自動を誘致して演奏してもらう計画をスタートさせました。
当時きせかえできるねこちゃんで作ったフライヤー
時間だけは山ほどある大学生(しかも4年生)、紆余曲折ありつつもガシガシと準備を進めいよいよ明日本番!となったとき、
台風直撃
屋外での露店、パフォーマンスは全て中止。天候が回復しても開催はなしとの通達が送られてきました。
泣きました。泣きぬれました。ふて寝しました。
翌日、有明教育芸術短期大学の学園祭でウチの学祭でもやってもらうはずだったパフォーマンスを見に行き、その夜また泣きました。
今回の出演はあの日の供養です。
いや、冗談ですが。
ずっと好きで、そういうこともあった時々自動に出演できるというのはとても嬉しいことなのです。
実は秋頃から公演に向けた柔術の稽古にも混ぜてもらっていました。
どんな作品になるか、まだまだわかりませんがきっとおかしくて素敵な作品になると思います。
来年2月、どうぞKAATまでお越しください。
時々自動公演
『コンサート・リハーサル』
時々自動40年の集大成!と同時に新たな展開への第一歩!
2019年2月28日(木)~3月3日(日)
KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
【構成・演出・音楽】 朝比奈尚行
【出演】 朝比奈尚行 宇佐美とよみ 岡本唯 岸山絵美 鈴木光介 砂川佳代子 高橋牧 日高和子 渡辺直美 / 伊地知一子 柴田暦 高野真由美 高橋千尋 三井耶乃 和久井幸一 / BUN Imai チカナガチサト / 浅香舞衣 荒木亜矢子 伊野香織 景山思保 加藤真悟 上条拳斗 木内里美 小林あや 渋谷采郁 須田彩花 武田有史 橘 麦 都田かほ 深堀絵梨 松島州伸 丸山港都 宮田幸輝 村田実紗 山石未来 吉川みのり
ブログ を 引っ越しました
ええと、先日はじめたばかりのブログですが、Tumblrの使い勝手がいまいちというか、思ってた感じとちがったのではてなブログにお引越ししてしまいました。
https://minatomaruyama.hatenablog.com/
引き続きこちらで書いていきます。
どうぞご贔屓に。
みなと
ゲン担ぎのこと
みなさんは日常の生活のなかでゲン担ぎをしますか。
もしくは人前に立つとか、テコい仕事にむかうときとか、そういうちょっと特別なときに。
ちなみにゲン担ぎをネット辞書のWeblioで調べてみると
験担ぎ
読み方:げんかつぎ
別表記:験かつぎ
「験を担ぐ」を名詞として扱う際の表現。これから行うことが良い結果となるように祈願する意味を込めて行われる行為などを意味する語。
引用元(https://www.weblio.jp/content/%E9%A8%93%E6%8B%85%E3%81%8E)
と、なっています。
ぼくのゲン担ぎはいたってシンプルです。
「舞台初日には勝負パンツを履く」
これです。
ちなみに最近の勝負パンツは赤です。
まあ舞台本番前って役者さんはそれぞれ調子を整えるためにゲン担ぎ(的なこと)をしている方が多いと思います。
朝劇場入ってから本番までの過ごし方に必ず決まったルーティーンがある人、必ず一礼して舞台に上がる人、あえて決まったことはしないようにしている人などなど。
ぼくらは舞台に臨むときにわりと「神さま」というか、なにか見えない存在を意識している気がします。
あとは普段の生活でゲン担ぎというか、まあ当たり前のことですが「信号無視をしない」というのも守っています。
どんなに急いでいたとしても、どんなに短い横断歩道でも、どんなに車がやってこない真夜中の横断歩道でも信号が赤である限りは渡らない。
ま、これに関しては「信号無視をしなければいけないくらい焦った行動、生き方をしない」という自分への戒めとしてやっています。
あと続けてるといいことありそうな気がしますしね。
さてこの記事、次の舞台東京夜光『世界の終わりで目をつむる』の稽古初日に向かう途中に書いています。
そういえば稽古初日にゲン担ぎとか特にしてないや。
さてこれから約1ヶ月。どういう作品になるか楽しみです。
では行って参ります。
みなと
お寿司のこと
お寿司が好きです。
「好物は何か?」と聞かれたら間違いなく「お寿司(とお好み焼き)」と答えます。
小さいころから好きだったような気もするし、最近になって好きになったような気もするし、自分でもよくわからないけど、食べるとどれだけ落ち込んでいても幸せな気持ちになれます。
20年ほど前、小学生だったころ。
旅行好きの両親に連れられよく長野から東京に遊びに来ていて、夕飯にお寿司というと決まって行くお店がありました。
渋谷にあったそのお店は、地元とは比べものにならない人混みを親の手をにぎりながら抜け、ギラギラビカビカとしたあやしい路地裏をまがったうす暗い通りにある回転寿司屋さんでした。
いつでも人が並んでいて、職人さんは活気があって、中国人らしい店員のおねえさんはちゃきちゃきしていて、店内の真ん中にはおおきなマグロの人形が吊るされていて、全皿💯円で、中トロは2皿までで。
当時は食べ盛りだったからか30皿近く1人で食べていたみたいです。いまは20皿も無理だなあ。
そのお店が正確にどこにあったのか、なんという名前なのかまったく覚えてないのですが、その景色だけははっきり覚えています。(たぶん道玄坂あたりかなあ)
たぶんお寿司は食べる場所も含めて好きなんだと思います。
新幹線に載って自分の席まで飛んでくる回転寿司店や、都心にある店内に川が流れてるお店、金沢で夜遅くに入った岩松了氏似の大将がやっていたお店、同じく金沢でめちゃリーズナブルに食べられる市場の中の回転寿司屋。なんだ愉快な店ばかり行ってるじゃないか。
ぼくにとってお好み焼きは家庭の味で家でしか食べられないもので、お寿司は外食のなかの王様なんですね。
回転寿司で流れるレーンをみながら何を食べようか悩む時間も、高級なお店でそわそわとした気持ちでおすすめを聞いてみる瞬間も大好きなのです。
それで美味しければもう文句なし。
はじまったばかりの30代、寿司ライフを楽しみたいと思ってます。
あの、おすすめのお店とかあったらTwitterとかでも教えてください。ぜひ。